2021年まちづくり委員会事業計画

2021年まちづくり委員会

委員長 比嘉 正樹

1.委員会の設置背景

宮古島は離島という立地の特性と豊かな自然を活かした第三次産業は成長著しく、利便性を含め様々な用途に対応できる幅広い経済はこの島の支えとなっています。しかし、経済発展の裏で市民生活には様々な問題が起こっており、明るい豊かな社会を実現する為には多くの課題を解決していかねばなりません。これまでの60年、地域社会の牽引役としてJC運動を興してきたJCI宮古は、今こそしっかりと現状を見つめ直し、地域・行政・他団体と皆で知恵を出し合い、協働していく事がこの島の未来を切り開く大事な一歩になると考えます。また、昨年は宮古島夏まつりが新型コロナウィルス感染拡大防止の為に中止となり、継続事業である東西大綱引きもやむを得ず中止となりました。しかしながら、東西大綱引きは各地域の青年団体が中心となり、地域一体となって小綱を編む事で地域内の結びをより強くする事を図る重要な役割であると考えております。新たな生活様式を取り入れ、ウィルス感染拡大防止を徹底した上での開催方法を模索していく使命が本委員会にあります。
今一度原点に戻り、先人たちが創り上げてきた宮古島を我々が守り、繋ぎ、また発展させていくその根源にある想いを次世代へ紡いでいく必要があります。

2.委員会事業の概要

(1)地域安全保障事業
(2)貧困問題関連事業
(3)宮古島夏まつり東西大綱引きの開催

3.委員会の予算

(1)地域安全保障事業
・15万 委員会で検討し決定していきます。
(2)貧困問題関連事業
・15万 委員会で検討し決定していきます。
(3)宮古島夏まつり東西大綱引き
・90万 宮古島商工会議所と調整し、補助金で補います。

4.委員会事業のパートナー・ターゲット

(1)地域安全保障事業
パートナー
宮古島市役所・宮古島医師会・陸上自衛隊宮古駐屯地・宮古新報・宮古毎日新聞
ターゲット
宮古島市民
(2)貧困問題関連事業
 パートナー
宮古島市役所・社会福祉協議会
ターゲット
貧困家庭(母子家庭、父子家庭含む)
(3)宮古島夏まつり東西大綱引き
 パートナー
宮古島商工会議所・宮古島商工会議所青年部・観光協会青年部・伊良部商工会・各青年会
ターゲット
宮古島市民

5.現状の課題・展望

【現状の課題】
(1)地域安全保障事業
・病床数がコロナ渦によりひっ迫している為、増やす必要があります。
・専門医療が多いとは言えず、病気や怪我などで沖縄本島へ診察、治療を受けに行っている現状がある為、患者本人や付き添いの家族の負担が強いられています。

(2)貧困問題関連事業
・貧困問題が叫ばれているが、実際起きている問題、どのような貧困状態があるのか市民に認知されていない。

(3)宮古島夏祭り東西大綱引き
・宮古島は伝統行事が世界文化遺産に登録され、観光だけではなく伝統文化においても注目されています。その一方で、伝統行事への若年層の参加率は低下しており、伝統と文化を継承する担い手が不足している現状があります。

【展望】
(1)地域安全保障事業
・コロナを含む疫病や観光客増加に相応した医療体制を構築することで、医療に関する費用や精神的負担を軽減し、市民や観光客等、宮古島市に関わる全ての人が安心して暮らせ、IターンUターン希望者が増える理想のまちづくりとなります。

(2)貧困問題関連事業
・より多くの市民が貧困の現状を知り、理解をする事。
・関係団体とディスカッションを設け、貧困家庭の実情を知る事で委員会が先頭に立ち、一人でも多くの子供たちが生き生きと子供らしい生活を送れるように現状と向き合い、問題に取り組みます。

(3)宮古島夏祭り東西大綱引き
・宮古島の行事の一つである東西大綱引きを盛り上げる事で若年層の伝統行事への参加を促し、将来の担い手を育て、伝統行事を次世代へ繋いでいく。

6.本委員会での解決・発展

(1)地域安全保障事業
・医療フォーラムを開催し、医師会や関係団体の意見を元に宮古島市民へ、問題と解決への道筋を示し、今後の医療体制を整え、安心、安全なまちづくりを行います。

(2)貧困問題関連事業
・解決は難しいが、一般市民にこの問題が起こっている事を知っていただく事が必ず発展につながります。

(3)宮古島夏祭り東西大綱引き
・青年4団体の合同小綱編みを行います。
・地元マスメディアで小綱編みの告知を行い、綱引き当日についても報道していただく事で認知度をあげる。

7.SDGs(持続可能な17の目標)

1.貧困をなくそう
   あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ。
3. すべての人に健康と福祉を
   あらゆるすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する。
11.住み続けられるまちづくりを
   都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする。

8.実施体制

  各事業に実行委員長を配置し、委員会全体で取り組みます。

9.具体的行動内容

(1)地域安全保障
A.医療フォーラムを開催する
B. 医療フォーラムでの有識者の意見を基に、高度医療等の市民アンケートを実施する。
C.アンケートに基づいて誘致活動や提言を行う

(2)貧困問題について
A.社会福祉協議会にヒアリングを行う。
B.社会福祉協議会に協力をいただき、地域の貧困の現状を把握できるように、青年団体を集めて説明会を行う。
C.社会福祉協議会と連携し、地域の貧困問題の実情を市民に理解してもらえる運動を展開する。
D.貧困家庭が社会から切り離されないような提言を行う。

(2)宮古島夏祭り東西大綱引き
A.西と東に分かれて小綱を編む。
B.本綱編みを行う。
C.マスメディアを通じた宣伝を行う。
D.宮古まつりにて大綱引きを行う。

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